紅葉に取られた誘蛾灯



 軽井沢に限らず自然に近いところに暮らすというのは不便を楽しむ気持ちがないとダメなんでしょうね。

 都会のマンションだとなにも考えずに台所で油ギトギトな残り物を流すことが出来るけど、
 合併浄化槽の我が家だとクッキングペーパーですくってゴミ箱へ。

 草が伸びれば草刈りしなければジャングルになってしまうし、
虫が出れば粘着シートとか蚊取り線香とか。


 そんな軽井沢の庭に必要なのが誘蛾灯。

 引っ越ししてきた頃は無駄だなー と思ってたんですよ、ところかこの季節に網戸一杯に付いた小さい蛾を見てしまってからは点ける様になりました。

 庭に2本、玄関側に1本。


 一斉に孵化する時じゃないと要らないんですけどね。

 で、そのうち1本が紅葉と一体化しつつ有るんです。

 都会でイルミネーションや外灯に痛めつけられてる木々を目の当たりにしている物ですから、
今年は庭の1本を点かない様にしてみました。


 そうすると守備力が落ちたような感じがしてネットで検索。

 コンビニに有るような誘蛾灯に電撃がついている殺虫機(そんな言葉が有るのか?)は探せるんですけど、
誘蛾灯だけというのでピンと来るものが無いんです。

 今のは蛍光灯なんだけどLEDタイプぐらい有っても良いのにねぇ。


 この世界も50年間進化してないのかもしれませんね。


 今日も緑のモミジに囲まれた誘蛾灯、消えたままなんです。