蒸気機関車時代の遺構を見つける:アプトの道散歩

まだ週の真ん中というのに全身倦怠感のおやぢです。

今日の軽井沢は最低気温12℃という涼しさを通り越して秋の気配。

こんなに早く寒くなったら煙突掃除はどうしたら良いのでしょう?

最低でも横引きの部分はススが溜まってそうなので掃除しなければと思いつつ

露が過ぎ、夏が過ぎ、そしてストーブ点火の日々を迎えそうな悪寒がするんですけどね。



さてさて、アプトの道散歩

めがね橋からはトンネルの連続。

長めのトンネルを抜ける度に横川方の出口をチェックしていただきたい。
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ポイントは左右の柱状のところにある鉄製のフック。

さーて これは 何に使ったものなのでしょうかっ?

1. 保守のために命綱を掛けるフック
2. カーテンを閉めるためのワイヤーを止めるためのフック
3. サンダーバード2号発進時に椰子の木を倒すためのフックと見せかけたボタン
4. フックだけに押し下げるとグンマーの名士 福田さん(フックン)が返り咲いてもう一度総理大臣になるレバー

正解は 明日!










嘘です。


正解は 2番のカーテンを閉めるためのワイヤーを止めるためのフックなんです。

ワイヤーのイメージを赤線で書くとこんな感じ
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横川?軽井沢間は最も早く蒸気機関車から電気機関車に置き換わった区間なのですが、

その理由は急勾配でのトンネル。 煙が列車と一緒に上へ昇ろうとするのですから、

機関車で出た煙(段々増えてくる)が機関車と一緒に昇ってしまい、運転士や機関助手の命に関わったそうです。

そこで 煙が昇らないようにトンネルの下側(横川方)にカーテンを付けて 軽井沢行きの列車がトンネルに入ったら

カーテンを閉める作業をしたそうです。


このトンネルの横には 住居跡があって、当時はカーテン掛はここに住んで24時間働いていたのかと

当時を偲んでしまいます
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この話、まだまだ続く予定です(飽きちゃいますかね (^o^; )。